心配性なシステム運用日記
【Gemini CLI】GA4 APIをMCP化してCLIから分析する方法
2026.04.28 更新

【Gemini CLI】GA4 APIをMCP化してCLIから分析する方法

こんにちは。

今回は、Gemini CLI内で、Googleアナリティクス(GA4)のデータを参照できるように、GA4のMCP導入を試してみました。

ブラウザのGA4画面からデータをコピーする必要がなく、Gemini CLIから直接データを参照でき、「昨日のPV数は?」等を簡単に聞けるのが利点です。

事前知識

手順の全体像と、手順にまつわる補足を記載しておきます。

Gemini CLI側のMCP設定の例

MCPサーバーを追加するにあたり、まずはMCPの記載をするための~/.gemini/settings.jsonの構造を共有しておきます。
試しにfetchというAIチャットに検索エンジン検索機能を持たせるMCPを設定してみると、以下のようなSetting項目となります。

{
  "security": {
    #いろいろ記載
  },
  "general": {
    #いろいろ記載
  },
  #追加
  "mcpServers": {
    "fetch": {
      "command": "uvx",
      "args": [
        "mcp-server-fetch"
      ]
    }
  }
}
項目(キー)役割(ざっくり説明)
mcpServersMCPサーバーの設定を記述するセクション。
fetch任意の名称。Geminiから認識する識別子
command実行ツールを指定(今回はuvxpipxを使用)。
args実行する具体的なパッケージ名の指示。

実行方法としては、実行ツールをDLしGemini CLIで「/mcp」と実行することでMCPが有効されます。

#実行ツールのDL
pip3 install uv

#Gemini CLIに入る
gemini

#mcpコマンド
/mcp

#🔄 fetch - Starting... (first startup may take longer)
#↓
#MCP設定完了

手順の全体像

今回の手順の全体像を下の図に示します。

事前手順として、

  • GA4 APIの有効化
  • OauthクライアントID作成
  • OauthシークレットJSONのDL→APPLICATION_CREDENTIALSの作成
  • Settings.json設定

プラスして、実際にGemini CLIからGA4 APIデータを呼び出す実行例を追っていきます。

overview

手順

Gemini CLIからGA4 APIデータを呼び出すまでの手順を説明していきます。

1. GA4 API有効化

Google Cloudコンソールで「APIとサービス」→「ライブラリ」を開き、「Google Analytics Data API」を検索して有効化します。

GA4-API-activate-on-GCP

2. OAuth認証作成

次にGA4 APIを叩くためには、Google Cloud上でOAuthの設定が必要です。
GA4 APIをCURLで叩く場合であればサービスアカウントで一貫する方法で疎通できますが、MCPを介する場合はOauth認証を辿って手順を踏みます。

2-1. Oauth同意画面の作成

OauthクライアントIDを作成するために、「APIとサービス」→「認証情報」→「OauthクライアントID」を選択していきます。が、、、

create-Oauth-client-ID

Oauth認証の初回作成時は、必ず「同意画面」設定画面に遷移し、作成を求められます。

create-Oauth-consent-screen

詳細設定で以下の設定を行います。

項目説明記載例
アプリ名OAuth認証画面に表示されるアプリ名任意(GA4-MCP-PJなど)
ユーザーサポートメールOauth認証画面に表示されるメール自分のメールアドレス
対象誰がOauthを使用できるか外部
テストユーザ誰がOauthを使用できるか自分のメールアドレス
連絡先Googleからの通知の送信先自分のメールアドレス

※アプリ名、ユーザサポートメールは、Googleアカウントの連携画面(「Googleでログイン」、「連携しますか? はい/いいえ」)で表示されるものです。
※「Google Auth Platform」→「ブランディング」、「対象」からも設定することができます。

これにより、「合意画面」が作成されます。

2-2. OauthクライアントIDの作成

再度OauthクライアントIDを作成するために、「APIとサービス」→「認証情報」→「OauthクライアントID」を選択していきます。

create-Oauth-client-ID

「デスクトップ アプリ」を選択→任意の名前を記載し、OauthクライアントIDを作成します。

detail-Oauth-client-ID

3. APPLICATION_CREDENTIALSの作成

2で作成したOauthクライアントIDから、クライアントシークレットのJSONをDLします。

DL-Oauth-client-secret

このクライアントシークレットを元に、Gemini CLIで使用するためのサービスアカウント用JSONファイルAPPLICATION_CREDENTIALSを作成します。

gcloud auth application-default login \ 
--scopes=https://www.googleapis.com/auth/analytics.readonly,https://www.googleapis.com/auth/cloud-platform \
--client-id-file=[先ほどDLしたクライアントシークレットJSON].json

これを実行すると、~/.config/gcloud/上に、application_default_credentials.jsonという名称でJSONファイルが新規作成されます。
これを次の手順でGemini CLI側で指定をするので、必要な場合はファイルのリネーム・移動をしておきます。

ちなみに、scope項目を見てもらうとわかるように、この新規作成JSONファイルにGA4へのアクセスおよびGA4 APIの使用を許可する権限を持つことが分かります。

4. Gemini CLIのSettings設定

Gemini CLI側にMCPとして登録します。
mcpServers > google-analyticsセクションを以下のように追加します。

env内の2つの項目のみ、各自カスタマイズしてください。
GCPのプロジェクトIDと、先ほど新規作成したAPPLICATION_CREDENTIALS相当のJSONファイルを設定します。

{
  "security": {
    #色々
  },
  "general": {
    #色々
  },
  #追加
  "mcpServers": {
    "google-analytics": {
      "command": "pipx",
      "args": [
        "run",
        "analytics-mcp"
      ],
      "env": {
        "GOOGLE_CLOUD_PROJECT": "[GCPのPJ ID]",
        "GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS": "[さっきのJSON].json"
      }
    }
  }
}

5. 実際に叩いてみる

実行前、commandで設定されたpipxがローカルにDLされているかを確認後、Geminiを起動します。
Gemini起動後、/mcpコマンドでMCPを有効化し、再起動後GA4にまつわる指令を行ってみます。

#pipxのDL
apt update
apt install pipx

#geminiに入る
gemini

#GA4のMCP有効化
/mcp

MCP有効化が進むと、以下のようにStarting状態になります。
gemini-CLI-MCP-starting

一旦Gemini CLIを再起動(ctrl+C → geminiコマンド)し、次は指令をしてみます。

「google analyticsデータで、2026/03のユニーク人数を取り出す」

> 2026年3月のユニーク人数(アクティブユーザー数)はOO人です。

Gemini CLI上でGA4データを参照することができました。

gemini-CLI-MCP-GA4

※なお、データを取得する候補となるWebページが複数ある場合は、プロパティIDあるいはWebページタイトルを教えてあげる必要があります。

おわりに

今回はGemini CLIにGA4 APIをMCPとして組み込む手順をまとめました。

APPLICATION_CREDENTIALSが現状の方式だとローカル上に配置する必要があります。
これをどうにかGCP上で管理することができないかを模索中の段階となります。

続報があればまたブログ化しようと思います。
それでは。

Xでシェア
Menu